奨学金を返すことはとても大変なこと

奨学金を借りていた経験があります。大学を卒業してから返済するので、学生時代に貯金をしておこうという考えがなく、バイト代を使い切って日々生活していました。無事に就職が決まり、半年経ってようやく返済が始まってからの7年は非常に長かったです。7年の間に結婚もして、それからも返済し続けておりましたので、こんなことになるならもっとちゃんと貯金しておけば良かったと思いました。

困ったことを解決しようという気持ちもまったくありませんでした。ただ、ただ、社会人になって働いて得た給料から奨学金を返済していました。途中親が、結婚が決まった私に、私たちが(親が)払うよ、もう充分だよ、と声をかけてくれましたが、熊本でのがん免疫療法を受けている親の経済状況は理解していたので首をたてにふらず、最後までがんばって払わなければという強い意思から完済するまでがんばれた気がします。とはいえ振り返ってみるとやはり返済は大変でしたが、ちゃんと完済できてよかったという気持ちが大きいです。

お金を借りることは、必ずしも返すこととなりますから、安易に借りることはせず、なるべく身の丈にあった生活をおくられることをおすすめします。