新宿でビタミン点滴を受けながら考えたことがあります。私も家内も昔から借金やローンでの支払いが大嫌いでした。結婚式も現金で支払いましたし、車や大型家具、家電製品に至るまで基本的には現金1割で支払ってきました。しかしながら住宅ローンとなれば年収の5倍から6倍になるため現金で支払えるわけもありません。結局住宅ローンを組むことになりました。頭金を、ある程度用意していたことや私と家内の勤め先のネームバリューなどもあって、住宅ローンの審査は簡単に通りました。それでも30,000,000円近い借金を背負うことに対しては非常に大きな責任を感じました。そして毎月100,000円近い支払いを続けていくこと、大きなトラブルがあったときにどうやって支払うかを考えておかなければならないことに人生の厳しさを初めて考えたような気がします。
その一方で、日本の多くの方々がこうした住宅ローンを支払いながら人生を送っていることに対して同感を覚えるとともに一人前の大人としてこの責任を果たしていくことも重要ではないかと考えた次第です。